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2月の水あび「鈴木淳夫 みずのうえPLAY」

さまざまな色の絵具層を重ね、ドット状に彫り出すことで、絵画ともレリーフともつかないユニークな形状の作品を生み出す鈴木淳夫。見る人の触覚と視覚を刺激するその表現行為は平面にとどまらず、彫り出した絵具の切片を使ったインスタレーション、あるいはそれらによって再構築された立体造形など、さまざまな形態に展開しています。

「みずのうえ文化センター」2月の企画は、豊橋に生まれ育ち、当地を拠点に幅広い活動を展開している鈴木淳夫に焦点をあてました。現在、鈴木は誰もが知る既存の物体―だるま、木彫りの熊、キャラクター玩具などを用い、その表層に自身のスタイルである塗・重・彫という手法を試み、既知の存在からの異化をはかるという「PLAY」シリーズに取り組んでいますが、このたびは「水上ビル」という長年地域で親しまれてきた商店街を「PLAY」の場に見立てます。

鈴木の「彫る」行為を追体験するワークショップをはじめ、みずのうえビジターセンターを中心とする作品展示によって、「水上ビル」の景色がいつもと少しだけ変わって見えるかもしれません。

ワークショップ「絵の具をほってみよう~絵の具の下には何がある?」

普段わたしたちは、もの・ことを表層でとらえがちですが、うすい被膜の下にいく層にもわたって異質な何かが存在することを鈴木の作品は教えてくれます。ワークショップでは、事前に作家がアクリル絵具の層を塗り重ねたパネルに参加者が好きな色を塗り、彫刻刀でその層を彫り出していきます。作家と参加者が共同制作する贅沢なプログラムです。

日時:2/11(日)14:00-17:00
会場:みずのうえ文化センター
定員:15
対象:中学生以上
参加費:2000円(要申込)

WEB ▶︎ Web申し込みフォーム(定員に達したため受付終了)
メール ▶︎ mizunouebunkacenter@gmail.com
電話 ▶︎ 090-8566-1673(担当:山田)

展示「鈴木淳夫 みずのうえPLAY みずのうえ展覧会」

大豊商店街各所のウインドウや店内に、平面作品やオブジェを展示します。さまざまな色と形に変容する作品は、ストリートにとけ込みながらも強い存在感を放ち、風景をいつもとは異なる次元へ導きます。展示の要となる「みずのうえビジターセンター」では、公開日時に合わせて作家が滞在制作を行います。鈴木の独特な表現がどのように生みだされているのか、間近でご覧ください。
ビジターセンターを起点に、店から店へウインドウを覗き、作品を探して鑑賞するという鈴木の仕掛けた「PLAY」をお楽しみください。

公開日時:2月2日(金)~4日(日)、2月9日(金)~12日(月祝)13:00-17:00
※大豊商店街内店舗での観覧は、各店舗の営業時間に準じます。
会場:みずのうえビジターセンター、大豊商店街内店舗等

入場:無料(申込不要)・最終入場は16:45まで
協力:ギャラリーサンセリテ・大豊商店街

トーク 「まちなか図書館関連イベント | 夜会」

豊橋で生まれ育った鈴木淳夫がどのような経緯でアートの世界に飛び込んだのか、また豊橋を拠点としている理由や地域への想い、普段の生活、刺激を受けた本、創作に関する考え方など、さまざまな切り口で作家に迫ります。

日時:22日(金)19:00-20:00
会場:まちなか図書館パフォーマンスペース
入場無料・参加申込不要
主催:まちなか図書館

ゲスト:鈴木淳夫(現代美術家)、山田晋平(舞台映像作家)

photo:林裕己

鈴木 淳夫 SUZUKI Atsuo

豊橋市に生まれる。2003年よりギャラリーコヅカ(名古屋/-2019)で個展開催。塗り重ねたアクリル絵具を彫刻刀で彫り出す独自のスタイルを展開し、現代美術in豊川(豊川市桜ヶ丘ミュージアム/2015)、PLAY vol.2(高浜市やきものの里かわら美術館/2018)などに出品。平面だけでなく立体にも制作範囲を広げ、2019年よりTEZUKAYAMA GALLERY(大阪)、AIN SOPH DISPATCH(名古屋)、ギャラリー麟(東京)で個展開催。国内外のアートフェアに参加する他、豊橋ではギャラリーサンセリテで作品を発表。2022年に豊川市桜ヶ丘ミュージアムで「鈴木と鈴木 ほるとほる」が開催されている。

山田 晋平 YAMADA Shimpei

舞台芸術と現代美術分野の映像制作が専門。2013年、愛知大学文学部准教授着任を機に豊橋に移住。舞台映像作家としての国際的な活動と並行して、ワークショップやローカルなアートプロジェクトに多数携わり、芸術の教育普及に取り組んできた。20年3月、愛知大学退職後に水上ビルに移り住み、アトリエ兼自宅「冷や水」を開設。21 年、(株)青空を設立。 国際芸術祭「あいち2022」ではテクニカルディレクターを務めた。山田晋平 / (株)青空 Webサイト▶︎https://yamadashimpei.com/

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